弱い世界で生きる優しい人たち。

 

上司からの優しい言葉。

 

お世話になった上司が、異動されることになりました。

 

 

 

今年度もコロナ関係やら子ども関係やらでちょこちょこお休みをいただき、ご迷惑をおかけした、私。

 

「ありがとうございました。たくさんお休みをいただいて、ご迷惑をおかけしました・・・」と言うと、

 

上司は「自分は鬱病で何か月か休んだことがあるから、それに比べたら全然なんてことないよ!大丈夫だよ!今までたくさん頑張ってくれて、ありがとう!」

と言って下さいました。

 

優しい・・・(ノД`)・゜・。

 

 

鬱病を経験された方は、優しい方が多いように思います。

他者を責めることがあまりなくて、「大丈夫?無理しないでね。」と労わって下さることが多いというか・・・。(もちろん全員ではないでしょうが。)

 

 

強くて厳しい世界で生きていると、他者を責めがちになってしまうと思うんですよね。

「なんでできないんだ!」

「迷惑だ!」

みたいな。

 

 

かくいう私も。

 

かくいう私も、以前はそういう強い世界の住人だったように思います。

 

「子どもが自立できないのは、親のせい。」

 

とか、本当に思っていたんですよ。

 

無知で恥ずかしいです・・・。

 

 

自分は、努力と根性で、何でも乗り切っていると思っていて。

 

仕事のストレスに耐えられない夫を

「なんでそれくらい我慢できないんだ!」

と、見下したりする人間だったのです。

 

強い世界で生きていると、そんな感覚になっちゃうんですよね。。

 

 

 

でも、子どもを産み、その精神的負担からあれよあれよと心が弱り・・・

いつの間にか私も、弱い世界の住人になっていました。

 

 

そしたらもう、他者を責める気になんてなれないんですよね。

だって、自分が心が弱くて、できないこと、頑張れないことがたくさんあるから。

自分を棚にあげて、他者を責めることなんて、できないです。

 

 

そんなわけで、過去は厳しい人間だった私も、今ではすっかり優しくなりました。

 

 

 

 

弱くて優しい世界で生きる人たち。

 

強くて厳しい世界で生きる人たち。

 

 

弱い世界で生きる人の方が、優しくて良いよね。って話じゃないんですよ。

 

強くて厳しい世界で生きられる人も、素晴らしいと私は思います。

優しいだけじゃダメなこともあるし。

私の心の弱さゆえに、子どもにも迷惑をかけたりしていますしね。

 

 

でも、弱い世界で生きる人も、強い世界で生きる人も、どちらも良い物を持っているんだと思う。

 

 

 

私はすっかり弱くなったけど、これはこれで得た物も多いのだろうと思って、生きています。

 

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