子どものIQを伸ばしたい!
娘は3歳半のときに、自閉症スペクトラム障害、軽度知的障害の診断を受けました。
発達指数は69なので、今後知的ボーダーまでは伸ばせるか?正常域まで伸ばすのは難しいだろうか?といったラインでした・・・。
発達障害の子の場合、IQの高低に着目するのではなく、得意不得意や特性を知り、より適切なかかわり方や支援の仕方を知ることが大切であると言われています。
確かに、その通りだと思います。
ただ、当時の私は、脳が未熟な時期に、IQも可能な限り伸ばしてあげたいと考えました。
IQの高さによってカバーできる問題もそれなりにあると思うからです。
私自身も、自分の経験・失敗から学び取る力によってずいぶんと助けられてきたと感じています。
ですから、IQが伸びると、経験から処世術を学び取る力や考える力も伸びて、結局生きやすくなるのではないかと考えました。
そして、子どものIQを伸ばしたいと思った私が最初に手に取ったのが、こちらの本でした。
読んで、かなり活用できたと思っているので、本日はこの本をご紹介したいと思います。
本の概要
こちらの本は、徳島県の『祖川幼児教育センター』の園長として、毎年約400人の園児を30年間に渡って指導してきた祖川泰治氏が、IQを伸ばすための「祖川式メソッド」を紹介している本です。
第一章、第二章では、IQは幼児期に作られ、伸びていくものであるということを示した上で、IQとは何なのか、IQをなぜ伸ばす必要があるのか、IQをどのように伸ばしていくのか、といったことについての著者の考えが書かれています。
子どもの知能教育は6歳までが勝負、IQは「くり返し」によってどんどん進化する、IQは「楽しい遊び」のなかでこそ育まれる、といったことが書かれており、参考になりました。
第三章では、具体的な「祖川式・知育メソッド」(祖川幼児教育センターで実践しているメソッド)が、年齢別に、「ことば・文字」「絵本」「数」「図形」の分野ごとに紹介されています。
(年齢区分あたり分野ごとに4メソッドずつなので、年齢ごとに16メソッド、全部で83メソッド)
手作り知育玩具の作り方・遊び方だけでなく、具体的な知育玩具(商品名)まで紹介しているのが、当書の特徴です。
感想
感想としては、年齢別に、知育に良い遊び・玩具が具体的に書かれていたので大変参考になりました。
特に分かりやすかったのが、こちらの表。著作権の問題もありそうなのでボカしていますが。年齢別・分野別の知育メソッドが一目で分かるようになっています。
すぐに取り組んだこともたくさんあります。
数字や曜日の概念を理解させるのに良いとされていたカレンダー。
無料の物をダウンロードし、壁に貼り付け、ほぼ毎日、娘と日にちと曜日を確認しました。(4歳頃の話)
※利用したサイトはこちらです。
すぐに購入した商品もあります。
こぐま会の「きおくカード」。
3、4歳の時期に神経衰弱が良いと書かれていたので、定期的に遊ぶようにしました。
タングラムも、図形感覚や創造力を養うのにとても役立つ知育玩具の1つとして、おすすめされていました。
こちらも買いました。
他にも、碁石置き、マジックブロック、おはなしづくりカードなどなど、時期をみて購入したいと思う知育玩具もいろいろとありました。
当時、この本を参考に、こんなリストも作ってみました。笑
(一部抜粋&字が下手過ぎて恥ずかしいのでぼかしています)
課題ごとに取り組んだ日付を書いています。
当時、これに記録をつけることで、様々な課題に意識的に取り組むことができました。
このように、すぐに実践することができ、IQを伸ばすための玩具や遊びなどを知りたかった私にとってはとても役に立つ本でした。
6歳までのメソッドが紹介されているので、定期的に読んで、意識的に取り組むようにしていましたよ。
下の子の知育にも生かすことができています。
年齢に合った、具体的な知育玩具や知育的な遊びを知りたい方にはオススメしたい一冊です♪
【追記】
娘の発達指数については、15くらいは上がりました。
取り組みとの因果関係は不明ですが、頑張って良かったと思っています。
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