5歳半で受けたK式発達検査
3歳半、4歳半と受けてきたK式発達検査。
3歳半ではDQ69、4歳半ではDQ80でした。
その1年後の5歳半でも受けたので、その記録です。
K式発達検査は、姿勢・運動、認知・適応、言語・社会、の3つの領域から課題が出されます。
(3歳以上では、特に認知・適応、言語・社会面に重点がおかれます。)
積み木など子どもにとってなじみのある道具を使うので、子どもにとっては遊びと感じられ、自然な行動を観察しやすい検査と言われています。
今回は、親は待合室で待機することになり、検査の様子を見ることはできなかったので、どのような問題が出されて、どのくらいできたかを確認することはできませんでした。
そのため、結果のみレポートです。
結果
発達指数(5歳半) <K式発達検査>
・姿勢運動 50台半ば
・認知適応 80台半ば
・言語社会 90台前半
・総合 80台後半
数値的には、特にずっと課題だった、認知・適応分野で20以上の伸びが見られました。
ただ、数値の伸びについては、日頃知育的なことをしていて検査の予行練習になってしまっていた、K式検査が3回目で試験になれてしまった、ということも関係しているように思いました。
心理士さんからのお話
・終始落ち着いていて取り組めており、心理士の指示に従うなど協力的であった。
・難しい課題になると注意散漫になったり関係ないことを言う様子が見られた。日頃から「難しい」「手伝って」などと言う練習をすると良い。
・図形や模様の見本どおりに再現する課題は良くできていた。(見本があればできる)
・積み木叩きの課題(並べられた数個の積み木を、心理士さんが叩いた順番を覚えて同じ順番に叩く)は全くできなかった。手順が多いと覚えられずに混乱するので、手順は1つ1つ伝えるようにすると良い。
・コミュニケーション課題では、具体的な質問には答えられるが、あいまいな質問・ザックリした質問になると答えられなかった。日頃から問いかけの際は具体的に聞くようにすると良い。
(「保育園どうだった?」ではなく「何をした?」など。)
・全体的にできることが増えているので、今の環境・かかわり方を継続すると良い。
・(保育園で友達から「謝って」などと言われると泣いてしまうことについて)なぜ責められているか分からずにパニックになっているのでは。引き離して、落ち着かせてから説明すると良いのでは?事前に友達とぶつからないように気をつけるように、などと言い聞かせておくと良いかも。
以上。
検査を受けて
数値的には伸びた、5歳半のK式発達検査のレポでした。
この数値の伸び・・・当時の私には、複雑でした。
数値は確かに伸びている・・・でも、我が子が普通かと言われると、社会性の面などで、他の子とはやはり違う。
そろそろ普通級か支援級か、真剣に考えないといけない時期。
それなのに、数値的にはいよいよどっちつかずな感じになってしまい・・・
苦悩を深めていくのでした。
その後(6歳)
で、その後、就学相談の前に、年長(6歳)でも検査を受けました。
このときは田中ビネー知能検査Vでした。
詳しい内容はよく分からないので簡単に結果を書きますが、IQは80台半ばで、自閉症スペクトラム障害に加え、知的発達症(境界域)、発達性協調運動障害の診断も正式にいただきました。
これまで3歳半から毎年受けてきた発達検査の結果をレポートしてきましたが、以上のとおり、娘については、発達指数は伸びたけれども、正常域には届きませんでした。
もう少し私が頑張れば、あと少し伸びたのではないか?という思いも無きにしも非ずです。
ただ、正常域に届いていたとしても、困りごとがなくなるわけではなく、数値が伸びれば良いという問題でもないと思うので、これはこれとして結果を受け止めたいと思っています。
小学校は、IQ的には普通級/支援級どちらでも選べる状況でしたが、手厚いサポートが得られる支援級にしました。
(それで良かったか?については、この記事を書いているのが小学校入学前のため、まだ分かりません。)
自閉症×境界知能ということで、将来の見通しが立てづらく不安も多いですが、進路についての情報収集をしつつ、将来の就労につなげられるよう、サポートしていきたいと思っています。
(当ブログを通して、そこらへんの記録を、今後も続けていく予定です^^)
お読みいただきありがとうございました^^
就学前の発達障害育児の振り返り記事はこちらです↓
(障害受容、進路選択は上手くできなくてお恥ずかしい限りですが。)
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