1、2歳の頃の発達や様子(自閉症スペクトラム)

娘は、3歳半のときに発達障害自閉症スペクトラム障害)、軽度知的障害(現在は境界知能)の診断を受けました。

診断を受けるまでの振り返り、1・2歳編です。

1歳の発達(言葉や運動など)

1歳以降も、着々と自分のペースで発達をしていた、娘。

歩き始めは1歳3ヶ月。滑り台など、大好きでした。

食事面では、1歳半頃にようやく家でもスプーンを使って食べてくれるようになりました。

言葉はなかなか出なかったのですが、1歳5ヶ月でようやくママ、パパ、ワンワン、ニャアニャア、ブーブーなどの言葉を話すようになりました。

何でもゆっくりペースではあったものの、素人感覚で個人差と思われる範囲内で発達していたので、全く心配していませんでした。

落ち着きのなさも相変わらずでしたが、1歳だしこんなもんだろうと思っていました。

そして、1歳半検診。

1歳半検診では、発語の他、指差しや積み木の課題が出される自治体が多いのではないかと思います。

しかし、うちの自治体はすごく緩く、指差しの課題も積み木の課題もありませんでした。保健師さんから、発語があるかや、発達について気になることはないか、という確認をされただけです。

発語もあり、私が気にしていることもなかったので、順調な発達ですね、とアッサリと太鼓判を押されることになってしまいました。

もし積み木の課題があれば、できなかったのではないかと思います。
指差しも、できたかどうか怪しいです…。

発達障害を疑いもしていなかったので、自宅でできるかどうか確認することすらしていなかったのです。

発達障害について中途半端な知識だけを持っていて、知ったかぶりをしていた私は、早期発見・早期療育につなげる重要な機会を逃してしまうことになったのでした…。

2歳の頃

その後、1歳10ヶ月で二語文も話すようになりました。

「おしゃべり、上手だね」

と言われることも少なくなかったのです。

2歳半頃には、30ピースのパズルにも取り組んでいました。

絵本の暗唱までできていました。

ただ、生活習慣や手先の器用さなどに関しては、できるようになるのが遅いという点は気になっていました。

衣服の着脱などは保育園のおかげでそれなりにできるようになっていたのですが、例えばスプーンで食べるのが下手だったり、踊ったり描いたり貼ったりするのは他の子に比べて上手くできていませんでした

他の子に比べて「しっかりしていないなぁ」という印象。

また、お絵かきや積み木などは、「お母さん、やって」となり、なかなか自分でやろうとはしませんでした。

今思えば、すでに苦手意識を持っていたのかもしれません。

積み木に関しては、2歳を過ぎても「できなかった」のだと思います。

室内でも外でも遊びに飽きやすく、フラフラすることも多かったです。

「遊び込めない子」という感じです。保育園でもそうだったようです。

それでも、絵本やパズルなど好きなことには集中できており、保育園で座っているべき場面で座っていられるし、特に何も指摘されずに集団生活を送れていたので、やはり発達障害を疑うことは全くありませんでした。

まさに「他人事」です。

今思えば当てはまっていたかもしれない特徴(2歳)

上記の他、今思えば発達障害に当てはまっていたかもしれない特徴もあるかなぁと思います。

例えば、気持ちの切り替えが苦手ということ。

DVDが好きで、いつまでも見たがって大癇癪を起こされたりしていました。
他の場面で、パニックのような癇癪を起こされることもしばしば。

でも、一人目なので子供だしこんなもんか、子育てって大変だなぁとしか思っていませんでした。

また、マイペースで人とのやりとりに興味がないという特性もあったかもしれません。

支援センターなどでは、1人でアレやりコレやりして動き回っていました(多動気味)。

娘がマイペースに遊ぶので、私はいつも後方から見ているだけでした。私とかかわって遊ぼうとすることはなかったですね。
(その後、やりとりを増やさなかった私にも問題があったのかな…と後悔することに。)

友人の子どもたちと遊んだ時も、他の子たちがワイワイ遊んでいる中で、輪に入らずテレビを見たりご飯を食べたりしていました。(「どんばばに似て、マイペースだねぇ」と言われた。)

また、概念の理解が遅いなぁと感じたこともあります。

「赤」と「青」。

何度も何度も説明しても、全然分かってくれなかったんですよ。
こんなに分からないもんかな?って感じました。

理解してくれたのは2歳5ヶ月頃でした。

このように、今思えば当てはまっている特徴もあったかなぁと思います。

ただ、やはりあくまでも性格の範疇と思われるようなことでもあるので、2歳の段階で気づいてあげることはできませんでした。

おしゃべりができていたのも大きいです。発語に問題がなければ、発達に問題がないかのように捉えてしまいがちなので・・・

積み木ができないなど、気づくキッカケはあったのに、もっと発達を気にかけてあげていれば良かった…と悔やんでいます。

3歳編へ続く↓

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