診断を受けるまでの振り返り、3歳編です。
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1,2歳の様子はこちら↓
結論から書きますと、疑い始めたのは3歳になってから。
そしてそのまま発達検査を受け、3歳半で自閉症スペクトラム・軽度知的障害の診断を受けることになります。(現在は、境界知能)
この記事では、発達障害を全く疑いもしていなかった私が、気づいたキッカケなどを書いていきたいと思います。
3歳で発達障害を疑い始めたキッカケ
3歳になったら3歳児検診がありますが、3歳児検診でも、娘は引っかかりませんでした。
厳密には、「スプーンはどんな時に使うのかな?」という質問には答えられなかったのですが、物の名前、大小、色の名前などの基本的な質問には全て答えることができたため、問題なしとスルーされてしまいました。
ここでも、得意分野の言語の課題ばかりが出題され、積み木や○を描かせるといった、娘が苦手とする言語以外の課題がなかったため、見逃されてしまったのです。
しかし、その後すぐに発達障害ではないかと疑い始めます。
疑い始めたキッカケは、私が下の子の産休に入り、保育園にお迎えに行く時間が早くなったことでした。
お迎え時間が早くなったことで、私は、初めて2歳児クラスの子どもたちがクラスで遊んでいる様子を目にすることになりました。
そして、娘と、他の子どもたちとの違いにとても驚いたのです。
当時、2歳半~3歳半の子が在籍するクラスでしたが、もう他の子どもたちは一緒にブロックを作ったりと、かかわりながら遊び始めている様子でした。
娘にはそのような様子は見られず、いつも1人でした。
また、ブロックや積み木の時間も、他の子たちは集中して素晴らしい作品を作り上げているのに、娘は積み木やブロックを手に持ってフラフラしているだけでした。
(これが一番気になった点です。朝の会や帰りの会、給食や読み聞かせの時間など、座っているべき場面では座っていられたようですが…)
他にも、スプーンの下持ちが上手くできなかったり、知育ドリルのような物をやらせてみても月齢相当の物ができなかったりと、理解力が足りないのではないかと思うことも増えていきました。
お絵描きやダンス、ブランコやボール投げも、上手くできていませんでした。
コミュニケーション面も、クラスの他の子たちより遅れていました。
保育園の出来事もほとんど話してくれず、
「お外で遊んだ」
と一言を聞き出すので精一杯でした。
どうしてうちの子だけ、こんなにできないんだろう?と心配になってきた私は、担任の先生に、
「気になることがあったら教えて下さい」
と伝えました。
先生も最初は「大丈夫ですよ~」といったことをおっしゃっていたのですが、結局、その後しばらくして、ベテランの先生から「お母さんが心配されているのであれば、専門機関に相談されてはいかがですか。」というお話がありました。
最初は、「工作は好きみたいで、今日もよくできていましたよ。」というポジティブなお話から始まり、その後に「一方で運動は・・・」などと、気になる点についての話がありました。
お母さんが心配されているようなので…ということを強調した言い方でしたが、発達検査に誘導したいのだなと分かりました。
保育園側も、ジャンプができないなど運動面に遅れがあることや、列に並んでいる時に、娘が前の子について歩くことができない(前の子について歩くということを理解できない・注意散漫)ということが、相談を促す決め手になったようです。
今までは、保育園から指摘がないから大丈夫なんだろう、集団の中で上手くやっているのだろうと安心していたのですが、ついに保育園から指摘されてしまった!
それまでは、ちょっと頭が良くないのかもしれない…とは思い始めていたものの、まだ発達障害ではないと信じていたのです。
そのときからようやく、発達障害だったの!?と疑い始めることになったのでした。
「なんで今まで気づかなかったんだろう!」
先生から話があった日は、ほとんど眠れませんでした…。
検査を受けるまで
私はすぐに専門窓口に電話をし、状況を説明しました。
すると、
「ご希望でしたから、検査の予約を入れますか」
と言われたので、そのまま予約をしました。
予約が取れたのは、2ヶ月先でした。
そこからの2ヶ月が本当に大変でした。
この子は発達障害なのかもしれない
いや、そんなはずは!!!
の繰り返し。
「3歳 ○描けない」
「3歳 コミュニケーション」
「3歳 理解力」
「3歳 友達いない その後」
「3歳 発達障害」
etc.
毎日毎日、ネット検索をする日々です。
クラスの他の子と比べたりと、ちょっとしたことが刺激となって、無気力になったり、涙が出てきたり…私は鬱っぽくなってしまいました。
トレーニングの本なども買ってみましたが、やはり気持ちの切り替えができず、勉強しようという気にはならず、無駄な日々を過ごしました。
そうこうしているうちに、
「今からどこ行くの?」
「何してるの?」
など、同じことを何度も何度も何度も聞いてきたり、絵本やDVDのセリフばかり話したりと、特徴的な症状(エコラリア)も出てきました。
発達検査を受ける頃には、発達障害なのだろうなと覚悟はできていました。
後編へ続く↓
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