先日の記事の中で、
「支援級至上主義に陥っていた面もあるのかな」
と書きました。
「支援級至上主義」は、私が勝手に作った言葉です。
(すでにどこかで使っている方もいらっしゃるかもですが、、)
今回は、私が勝手に考える、「支援級至上主義」「普通級至上主義」について、私なりの解釈を書いた上で、自身の反省を踏まえて、普通級と支援級、どっちつかずの子(狭間の子?)の進路選択の際に気をつけたいことについて書いてみます。
専門家ではない一般人が勝手に書いている内容になりますが、ご了承下さい^^;
「支援級至上主義」とは。
支援級至上主義とは、発達の遅れや偏りがある子の進路選択の際に、普通級でやれる可能性があるにもかかわらず、支援級を選択するのが絶対的な正解であるとする考え方です。
ここまでが普通級で、ここからが支援級、という明確なラインはないじゃないですか。
だから、普通級でいけそうだけど不安はある、、、という、どっちつかずの子が絶対に出てくるはずなんですよ。
そういう子の進路選択の際に、支援級が安心だからという理由で支援級が絶対的な正解という見方をしてしまうのは、支援級至上主義に該当するかなと思います。
支援級のあり方は、自治体によっても、学校によっても、全然違います。
子どもの適応力や成長の可能性も、ケースバイケースです。
それにもかかわらず、支援級至上主義に基づくと、診断を受けていて不安がある子はみんな支援級に入るのが正解、普通級に入れるのは親のエゴ、ということになってしまいます。
その逆も。
もちろん、その逆もあります。
普通級至上主義です。
これは、子どもの能力を伸ばすために、普通級に入れるのが絶対的に良いとする考え方ですかね。
実際には、普通級で伸びる子もいれば、支援級で個別に支援してもらうことで伸びる子もいると思います。
どうすれば?
私は、支援級至上主義または普通級至上主義自体が悪だとは思っていません。
様々な情報に触れた上で、自らの明確な意思でどちらかの立場に立つなら、良いと思います。
問題なのは、偏った情報に触れた結果、意図しないまま、支援級至上主義または普通級至上主義に陥ってしまうことです。
自身の反省を踏まえて、どっちつかずの子の進路選択の際に、気をつけた方が良いと感じたことを挙げます。
・絶対支援級が良い!絶対普通級が良い!と妄信してしまっていないか、気をつける。別の選択肢についてもしっかり情報収集し、検討する。
(妄信すると、その選択をした際のデメリットを軽視してしまうリスクがある。また、私のように直前になって、これで良かったのか?!という考えが急に出てくると大変です。汗)
・支援級至上主義または普通級至上主義的な考えの人から助言された場合は、その意見に流されず、「あ、この人は支援級至上主義/普通級至上主義なんだな」と、冷静になる。
また、助言者は、入学予定の学校の実情を理解した上で助言しているのか?についても気をつける。
※第3者は、無難な支援級を勧めてくる場合が多いという印象です。普通級に入って問題が起きても、責任が取れないからです。支援級を勧められた場合に、動揺せずに冷静に受け止めることが大切です。逆に普通級を勧められた場合は、それなりに実力があると考えて良いのかも。
※支援級スタートで後から普通級に移行したら良い、とアドバイスをされる場合もありますが、柔軟に移行できるかは自治体や学校によって違います。
※支援級在籍で普通級で授業を受けられるか?などについても、学校によって全く違います。
※親族や友人は、支援級はかわいそう、という見方をしてくる場合も多いです。実情を知らない人の意見は聞き流すのがベスト。
・支援級至上主義または普通級至上主義的な情報に触れた場合も同様に、偏った情報であることを理解し、冷静になる。
・一般的にどちらが良いか?という視点ではなく、この子が、この学校に通う場合、どちらが良いか?という視点を大切にする。
・絶対的な正解はないことを理解した上で、両者のメリット・デメリットを整理し、どちらがベターか?という観点から選ぶ。
・選んだ後も、選んだ選択肢が適切か?という視点を常に持ち、本人の状況を踏まえて、環境を変える必要性がある場合は対応する。
以上?
おわりに
私自身の反省を踏まえて、進路選択の際に気をつけた方が良いと思ったことについて書きました。
上手くできなかった私がこんな偉そうに書いて申し訳ない気持ちですが、反省点は今後進路選択を行う皆様にシェアしたいと思い、記事を書かせていただきましたm(__)m
実際のところ、狭間の子の進路選択はかなり難しいと思いますが、これから進路選択を迎える皆さんが、納得のいく選択ができますようにと願っています(><)
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