先日放課後等デイサービスの受給者証申請手続きをしたことについて書きました。
そのときに、支給量(利用できる日数)についても確認をしたのですが、その後気になって、自治体によって支給量が違うという現状についても調べてみたのでレポします。
役場に支給量の確認
放課後等デイサービスを月に何日利用できるか(支給量)は、市町村が決定します。
放課後等デイサービス事業所から週5日利用している子が多いという話は聞いていたので、何となくは分かっていたのですが、先日夫が受給者証申請の手続きをした際に、役場の担当者さんに確認してもらいました。
結果として、我が家の支給量は23日/月ということでした。
我が家は週に平日5日間利用予定なので、月によっては+αで1日2日程度、土曜日のイベントにも参加できることになりそうです。
何となくは分かっていたとはいえ、もっと早い時期に確認するべきだったなぁと思いました(^^;)
支給量によっては、学童との併用も必要になってきますもんね。
原則の日数とは
ちなみにこの23日というのは、「原則の日数」と言われる日数のようです。
支給量は、通所給付決定を行おうとする者の勘案事項を踏まえて、適切な一月当
たりの利用必要日数を定めることとしているが、原則として、各月の日数から8日
を控除した日数(以下「原則の日数」という。)を上限とすること。
https://www.city.yao.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000056/56271/tuuti.pdf
(厚生労働省「 障害児通所支援の質の向上及び障害児通所給付費等の通所給付決定に係る留意事項について」平成 28 年3月7日 障障発 0307 第1号 )※太字は筆者
法律上、支給量の上限は23日と決まっているわけではないけど、国の通知で示されている上限日数が23日ということですね。
よって、上限を23日として支給決定を行っている自治体が多いと思われます。
他自治体の状況
他のブロガーさんの記事などを読ませていただく中で、支給量が23日よりも少ないケースもあるということを知りました。
他の自治体の状況、気になります・・・!
調べてみたところ、こちらの資料にたどりつきました!
「障害児通所支援の給付決定の現状と課題について」(障害児通所支援の在り方に関する検討会 第5回(R3.8.27)より)
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000836533.pdf
(↑リンク見れなかったらすみません。「障害児通所支援の給付決定の現状と課題について」で検索するとヒットする資料です。)
この資料の4枚目に、令和3年度の財務省の調査結果が載っていました。
以下、抜粋です。
【決定支給量別の利用者の分布】
・放課後等デイサービス(n:延べ193,379人)
5日: 6.3%
10日:9.0%
15日:9.4%
20日:6.0%
23日:42.7%
25日:5.4%
【平均決定支給量別の市町村の分布(n:471箇所)】
・放課後等デイサービス
5日以下:0.4%
5日超10日以下: 2.3%
10日超15日以下:16.4%
15日超20日以下:43.5%
20日超:37.4%
以上の結果から、
・ 放課後等デイサービスの決定支給量が23日である利用者が4割超となっていること
・ 市町村毎の平均決定支給量について、市町村別に大きなバラツキがあること
が指摘されています。
平均決定支給量が20日以下という市町村が62.6%なんですね・・・!
我が家は23日利用できるので、恵まれている方なんですね。
感謝しなければ(><)!
今後の動向に注目!
放課後等デイサービスの利用者が激増して、財政を圧迫しているのは事実だと思います。
うちの自治体も、今後、支給量が見直されることもあるかもしれません。
(2年ほど前に、普通級在籍の子は対象外になるかも・・・みたいな噂話を聞きましたけど、どうなったんだろ(^^;))
財政の問題やサービス質の問題、支給量のバラつきの問題etc課題山積みの放課後等デイサービス。
制度の動向には、今後も注目していきたいところです。
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